企画展「宗谷のあゆみ」開催のお知らせ(4月1日~4月27日)

 “宗谷(そうや)”という船を知っていますか?今からちょうど60年まえ、わが国初の南極観測船として、当時「未知の大陸」と呼ばれた南極へと航海し、苦難のすえ南極観測を成功に導いた船です。
 この“宗谷”、建造されたのはさらに昔、80年も前の昭和13年(1938)のこと、ソビエト連邦(現在のロシア)向けの氷の海でも使える貨物船としてでした。しかし、引渡されることなく日本の船として竣工、その後、貨物船、海軍の特務艦、戦後は引揚げ船などにも使われました。
 そして昭和31年(1956)より、わが国初の南極観測船として6回南極を往復、その後北の海の巡視船として使われた後の昭和53年(1978)10月引退、翌昭和54年(1979)5月より船の科学館の前面水域にて展示・公開を開始しました。
 ところが、展示・公開から38年が経過した平成25年(2013)、この地に新たに客船ふ頭が建設される計画が起こりました。そして、これに隣接する“宗谷”は、移動しなければならないことになったのです。
 かくして検討の結果、最終的に対岸に移転することになり、平成28年(2016)9月に曳航され、新たな係留地に移動、船体の錆や腐食も進んで来たことから塗装・整備工事を行って、ようやく平成29年(2017)4月1日より再公開を開始したのです。
 本企画展では、南極観測から60年の記念すべき年に、初の南極観測船として活躍した“宗谷”の「歩み」を、当時の貴重な写真と関係資料で振り返ってみることにしました。
 3年後には新たな客船ふ頭やターミナルも完成、オリンピック・パラリンピック開催に併せて海外の客船が多数来訪することと思います。
 船の科学館から少し離れた場所に移ることとはなりましたが、再公開を開始した“宗谷”を、どうぞこれからもよろしくお願いします。

 

 

 

1. 開催場所

       船の科学館 本館1階ロビー

 

 

2. 開催日時

       4月1日(土)~4月27日(木)

   10:00~17:00

   休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)

 

 

3. 協力(順不同敬称略)

       東京都港湾局、海上保安庁、宗谷会、南極OB会

       大和ミュージアム、小樽市総合博物館

       高尾一三、磯貝重信、大瀬正美、加藤正義、北村泰一

       故三田安則、故若井 登、 故小野延雄、 故徳永陽一郎、中田直介、澤口喜一

 

南極と“宗谷”

船の科学館で一般公開を始した“宗谷”(昭和54年5月)